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zoom RSS 総集編駒ヶ岳から豪士山周回 (平成25年5月25日)

<<   作成日時 : 2013/07/10 17:35   >>

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中ノ沢林道分岐(7:36)−西信濃沢登山口(8:03)−尾根分岐(8:42) −969mピーク(9:20)−駒ヶ岳山頂(9:58−10:00)−高畠町最高点(10:18ー10:21)−ひかば越え(11:00)ー豪士山山頂(11:33−12:13)−豪士峠(12:33)−江の沢山(13:06)−中ノ沢峠(13:36)−中ノ沢登山口(14:18)−中ノ沢林道分岐駐車場(14:40)

駒ヶ岳1067m 豪士山1022.4m 

往路 2時間22分(駒ヶ岳まで)
復路 2時間05分(豪士山から)
移動距離 15.5 km
総上昇量 1172 m

豪士山の会の整備された山道で歩き易かった。愛好会の10名以上の方も豪士山山頂でお会いした。しかし、豪士峠から中ノ沢峠への分岐点が若干わかりづらかった。中ノ沢峠までは踏み跡はあるが、沢付近では藪に隠れているところもあった。沢の左岸から遠く離れなければ迷うことはなかった。展望は969mピーク前の展望台がよく、飯豊やつが峰が素晴らしかった。

 元宮キャンプ場手前の林道の最初の分岐に駐車する。脇には看板の文字が消えかかった作業小屋らしき建物があった。鍵のかかってない戸を引くと土間があって整頓されていた。分岐には三角錐の通行止めの目印があった。車でなければ歩いて行ってもも構わないだろうが、駒ケ岳登山口までの林道を歩き出す。
 林道脇には数台がもう駐車してあった。絶好の山日和だ。林道の両脇の林にも若葉が揺らいでいて、木漏れ日を浴びた緑はキラキラと眩しい。沢には雪解けの水がさらさらと流れている。去年に豪士山を登った時に見過ごした登山口を確認した。その山域には登山口がいくつもあり、新緑と沢の音を聞きながらの山歩きはまだまだ楽しめそうだった。
 木漏れ日の林道は、早朝の野鳥の歌も聞かれ、飽きもせず、歩く。西信濃沢の標示で立ち止まる。沢には堰堤があり、向こう側には渡れない。そのまま林道を歩くと、軽トラックが停まっている。こんなブル道まで入って来て、山に何を運んだのだろうか。沢のこちら側に赤布があった。徒渉の印だ。
 水が冷たいのが伝わるようだ。まったく濁りのない沢に緑が映る。向こう岸にも軽トラックが走れるくらいのブル道があった。沢沿いには植樹と持ち主の名札があった。大きく育つことを祈る。上流を渡るとニリンソウが仲良く頬笑み始めてくれる。信濃沢の道標からは新緑のドームの中、九十九折りに登る。真上を見上げても太陽はブナの緑色に褪せてしまう。来て良かったと思った。
 ブナ林で天井まで隠されていた九十九折りも、枝先に青空が見え隠れして来た。さらに高度を上げると尾根分岐の標識があった。ここからは尾根歩きだ。しばらくすると左手に駒ヶ岳が碧々を見えてくる。頂きから弧を描くように続く稜線は初夏の輝きをみせる。右手の樹間から銀色の山脈が見え出してきた。
 登りが急になるにつれて左右の木々はまばらになり、展望も良くなった。すると、前方にこちらを向いて立ち止まっている方を見つけた。ずっと下の方を見ていらっしゃるので、もう帰りなのかと思ったが、マイペースで登っていく途中だった。飯豊連峰の隣の雪山が栂峰だと教えて下さった。また、祝瓶山は孤高の風格を見せつける。もうすぐ吾妻連峰も見えて来るだろう、と教わってから先に進ませてもらった。
 たぶん、こんなに間近に飯豊連峰を見たのは初めてだろう。朝日連峰はその飯豊よりも長く続いて見えた。五味沢から大鳥池まで南北に連なる稜線を縦走してみたい。夢が現実になるのは何時だろうか。969メートルのピークを過ぎ、露岩地を越えるとしばらく展望から見放された。尾根を歩いているように思っていたが、右手が山側のトラバースとなっていて、迷ったかとすこし不安になった。時々ある目印と踏み跡を頼りに歩き続けた。
 駒ヶ岳山頂を目前にして茶色の影が眼前を横切った。動物かもしれないと思って恐る恐る、山頂に向かった。そこには人気はなく、獣の臭いもしなかった。長居は無用で、先を急ごうとしたら、真新しいフェイスタオルが落ちていた。茶色の影の忘れ物かもしれない。近づかずにそっとしておいた。
 駒ヶ岳山頂を後にして展望のない鞍部を歩く。新緑のゲートを何度も通り抜けると残雪に木漏れ日が射し込む。雪は純白から年老いて皺だらけになってしまった。そんな年輪を重ねたような雪面と生まれたばかりの緑をまとった林が、時間を逆戻りさせてくれる。
 高畠町最高地点から望む月山は幾重にも折りかさなる山々を従えて、まさに不動の単一峰の風格を見せていた。展望を楽しんでいると、茶色のシャツが登って来た。ここで会ったということは、やはりフェイスタオルの落とし主が戻ってきたということだろう。フェイスタオルを探しているのでは、と声をかけようかとしたがあっという間に過ぎ去ってしまった。真相は闇の中だ。
 ひかば越えに近づくと、木漏れ日は草原を駆ける日差しとなり、色とりどりの花が咲いていた。豪士山まではあと一登りだ。ムラサキヤシオのピンクが青空に映えている。新緑に花に展望にと申し分のない登山をゆっくり楽しんで、やっと豪士山に着いた。
 山頂で痛んだ足を靴から取り出して横になっていると、御夫婦が登って来られた。ひかば越えの山菜はどうだったか、と聞かれた。私が戸惑っていると、興味がないものは目に移らないわね、と助けてくれた。奥さまが鳥海山を指さしたが、私には雲にしか見えなかった。これも、見ようとする人にしか見えないのかもしれない。見えたと信じたほうが幸せだよね、話された言葉が懐かしい。
 豪士山山頂で二人連れとお別れして、寝そべりながら、飯豊やら朝日やら月山やらの展望を楽しんでしたら、今度は団体さんが到着した。リーダーがここで昼食にします。味噌汁を用意しますから、器を準備して下さいと、キャプテンらしく告げる。私は寝ていては失礼と思い帰りの準備を始めた。中の一人に山岳会の方々ですか、と伺ったが、愛好会の皆さまとのこと。会の名称まで聞けなくて残念だった。
 帰路はぐるっと北に回って、中の沢コースを下ることにする。高畠の駒ケ岳、豪士山コースとしては、最も長い大周回コースを歩いてみたかった。それでも15.5km、標高差1172 mと、昨日歩いた22.8km、2190mに比べれば大したことはないが。おかげで今は珍しく筋肉痛だ。
 続いて豪士山の山行のお話。振り返るとあれから、雁戸山、不忘山、屏風岳、月山、寒江山と登っているが、ブログアップは溜まり続けてしまっている。頑張ります。
 豪士山からの下りは豪士峠から西に尾根伝いに下るのが速い。中の沢コースへの分岐は峠を過ぎてからの道標を右折するが、その先が藪になっていて見過ごしてしまった。もう一度道標を見直すと削られた跡がある。この先の道標には、同様の傷跡は見られる。それも、その傷はだんだん深くなっている。飢えた動物の目標にはなりたくないものだと願いながら北の尾根へと縦走を続けよう。
 中の沢はあまり歩かれないコースのようだが、ヤブっぽいのは豪士峠の分岐と鞍部の僅かな箇所箇所だけで、よく整備されていた。山躑躅が咲いた展望のよい縦走コースだ。去年はもう少し季節が早かったせいか、周りの低山の芽吹きの新緑が青々のして、傷心ぎみの私の心を癒してくれた。
 山道は張り出した木がノコギリで綺麗に切り落とされていて、その切り口と見ると最近にようだ。江の沢山の標示の柱は軽傷のようだが、中の沢峠の道標は致命傷を受け、倒れそうだ。
 中の沢峠の痛手を負った道標を過ぎるとすぐにお菓子の包み紙が道に散乱していた。ゴミを仕舞えないくらいに慌てたことがあったのだろうか。子供が峠でおやつを食べて休んでいたら、突然の侵入者に会ってしまった。その犯人が道標にも、、、。危ない場所かもしれない。
 峠からは九十九折りの下りが嫌というほど続く。ここは、登りでは使いなくない。道に伸びた梢が傾きかけた太陽の暖かな光を浴びている。日暮までに麓に着けばいいさ。そうでなければヘッデンもある。そんなのんびりした山行が好きだ。
 沢の音が聞こえてくると、道もあやしくなってきた。谷を下るようにできた道ならば仕方がないのかもしれない。方向さえ間違えなければ林道に着くだろう。危ない崖や滝はないようだし、迷った時は、脇に走る尾根に乗り上げればいい。去年、悩まされた虫も今日は見えない。
 沢の脇は踏み跡も見えないくらいに春の息吹が勢いづいていた。適当に沢伝いに歩いていくと、やっと林道に出た。ここから車道までどれくらいか気になってGPSを見ていたら、軌跡が勝手に動いている。こんな山深い周回もやっと出発地点に戻ろうとしていた。
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コメント(4件)

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HITOIKIさん

こんばんは。
私も豪士山に行きましたよ。HITOIKIさんのブログを参考にさせていただきました。

本宮キャンプ場奥の登山口⇒豪士峠⇒豪士山⇒ひかば越え⇒ひかば越えコース⇒沢分岐⇒林道⇒登山口 のルートです。

行きは尾根の上の整備された明るい道で、気持ちよかったです。
豪士峠は灌木の中の広い道の独特の光景ですね。豪士山山頂からの眺めはとても良く、双眼鏡でずっと眺めていました。
ひかば越えからの下りは谷間の沢沿いの道で、行きに比べて暗いイメージでした(笑)。

うるし
うるし
2013/11/02 21:07
うるしさん、こんばんは。
行きの尾根に登るには沢をすぐ渡るのですが、そこから間違えて藪こぎしたことがあります。迷ったことほどよく覚えているものですね。御一緒するのを楽しみにしております。
HITOIKI
2013/11/02 22:40
豪士山登山口のすぐ目の前の沢ですよね?
今朝その沢を渡らずに左へ続く踏み跡をたどってしまい、しばし藪こぎしてしまいました。なかなか難しいものですね(笑)。

うるし
うるし
2013/11/02 23:01
うるしさん、こんばんは。
山菜採りの方の踏み跡や山仕事のための赤布などに誤摩化されてはいけません。地形と地図を読み込むことが大事です。偉そうなことを言いましたが、私の目標です。
HITOIKI
2013/11/02 23:40

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