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zoom RSS 山ガック部月山縦走と散策一班(平成25年7月14日)−仏生池小屋の山菜ラーメン−

<<   作成日時 : 2013/08/06 20:55   >>

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 14日の朝は曇り空ながら、なんとか雨は降らず、予定時間に6人が集合した。縦走コースにはOさん、Aさん、Hさんと私で、散策班にはTさんご夫妻の予定だが、天候によっては縦走班に合流する予定。そのため、バスとは密に携帯で連携をとることにし、万が一、天候不純で登山口に戻ることも想定し、バスにはしばらく姥沢で待機して頂くこととする。
 姥沢のリフト乗り場は濃霧に包まれていたが、夏山シーズンとあって、大勢の登山者や夏スキーを楽しもうという人たちで列ができていた。私達はバスの中で雨具を着てしまい、ガスの中をリフトに乗り込んだ。リフト降り場はさらにガスが濃くなり、もはや山頂のような景観だった。そこで月山の看板を背景に集合写真となった。「すっかり霧中」の登山開始となる。
 まず、全員で姥ヶ岳まで登る。雪の斜面を私が先頭になりキックステップで登り出す。その後を登山始めてのAさんが若さでストックもなしで危なげなくクリアする。Hさんには前もってストックを準備するようにアドバイスしておいたので、スキー用の両ストックで慎重に登った模様。残る3人は登山経験者なので心配なかった。姥ヶ岳には25分で着いた。全く展望はなく、ここで散策班はやはり縦走断念となる。Hさんはリーダーの私の判断で散策班に合流していただくことにした。風雨になればレディにはきついだろうと判断したからだ。HさんはTさんご夫妻から花の名前を教えてもらったりして、展望には恵まれなかったが花の姥ヶ岳を楽しんだようだった。散策班はいったん、姥沢駐車場に下り、バスで弥陀ヶ原へ。縦走班は霧雨の中、山頂を目指す。シャクナゲの薄紅の花の咲く木道を足元に気を使いながら歩く。ヒナザクラは霧粒を溜めこんで水玉の中にほころびかけた花を隠す。ニッコウキスゲも口を尖らせたままだ。今回の登山のメインのはずのチングルマは盛りを過ぎてしまい、実の風車も折れて仕舞いそうに見えた。展望がない時は高山植物が楽しませてくれるはずだが、リーダーの私は申し訳ない気持ちになった。
 牛首からはまた雪渓になって、端を踏みぬかないように気をつけた。踏みならされた雪は白さを失い、そのためか、涼しさも伝わってこなかった。鍛冶小屋跡までの石の登り坂では滑らないように、どの石の足を乗せたらいいか、わかるようにゆっくりジグザグに歩いた。特に、傾斜のある平らな大きな石は滑り易いから、避けて、石の角に足をかけるように登るように話した。ここでOさんのペースが落ちた。寒くなってきたので太ももが張ってきたようだ。休み休み高度を上げていった。下山途中のご婦人が片手にストックと片手に脱いだアイゼンを持って下りていらしたので、アイゼンをしまうように声をかけた。そのまま下られたが転ばないことを祈る。
 少し風が強くなってきた。鍛冶小屋跡の石垣の影で休むことにした。甘いものを分けあった。休みが長くなると冷えてしまい気力も萎えるので、早目に歩きだす。この分では山頂の視界も悪いだろう。でも、麓が霧でも雲をぬけて、一気に雲海の上に出た雁戸山よ、もう一度、と祈る。
 山頂小屋手前を右に曲がって肘折方面の分岐に少し入る。6月にクロユリが咲いていたからだ。そこは、ただの草原になっていて、クロユリの花が咲き終わった株さえわからなかった。そのまま進み、風がしのげそうなのでお弁当にした。Aさんはそれでも満足気だった。悪天候の中でもすれ違う人の目が輝いていた、と語る彼の目も光っていた。Oさんは寒そうで雨具を重ね着した。私はザックからフリースを出して雨具の下に着込んだ。Oさんは持ってきたストーブで暖かいものでもと、話されたが、湯が湧く20分をじっと待つ気にはなれなかった。
 山頂神社はパスして三角点まで登った。ここでもOさんは大変そうで、両ストックで体を引き上げるように登ってくる。聞くと張っていた太ももの具合が悪いらしい。三角点で縦走班の集合写真を撮った。ウスユキソウがまだ咲き残っていた。Oさんに教えて元気になって貰いたかった。後は下りだから、Aさんと二人で肩を貸してあげてもいい。

<仏生池小屋の山菜ラーメン>

 展望のない三角点でも、山頂写真を撮り合ったりして盛り上がった。とはいえ長居する程でもなかった。帰りのバスは4時に迎えに来る。運転手さんに、山道は狭い上に、下りの車とのすれ違いには気をつけて、ゆっくりきてください、と頼んでいた。というのも、この前の下見で午前中なのに下山する車が数台、向かってきて、何度もバックさせられたからだ。4時間近くあるので、かなりゆっくり歩いた。後ろから山ガールが来た。立ち止まると、ぎこちなさそうに、両ストックで下りて来た。滑る大きな石の下りには片手は空けたほうが歩き易いですよ、とアドバイスした。
 仏生池小屋でトイレ休憩を兼ねて休むことにした。雨具を脱ぐのにも苦労した。畳の上のテーブルを囲んで、山菜ラーメンを食べた。800円だが、町で食べるのと同じような味噌味で、さすが、ラーメン王国山形と納得する旨さだった。冷えたからだに最後の汁まで流し込むと、今までのつらさが吹きとんだ。秋の登山はどこにしようとか、山歴を話したりとくつろいでいると、団体客が入って来られた。みなさん、味噌汁をたのんで弁当を空けていた。元気のいい子供に声をかけると、九州から来たという。子供は雨でも飛び回っている。
 弥陀ヶ原の地塘に下りると観光客が傘をさしていた。雨を避けて走りだして、転んでしまったおばさんもすぐに起き上がり先を急ぐ。私は薄紅色のトキソウを見つけてカメラを向けた。2人に少し待ってと、ことわりながら。
 駐車場には何台もの観光バスが待っていた。フロントガラスをのぞきこむと、Tさん夫人が満面の笑みをたたえて両手を振っていた。私はその笑みを見ただけで、山ガック部をお世話してよかったと思った。予定を変更したHさんも地塘の周りの雪渓が解けだしたところに水芭蕉を見つけ感激したようだった。こうして、すっかり霧中の登山は幕となった。
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ペアリフト降り場(9:25)−姥ヶ岳(9:50ー9:53)−月山山頂(11:35ー12:07)−仏生池小屋(13:11−14:03)−月山8号目(15:20)<平成25年07月14日>

姥ヶ岳    1670m   月山    1984m  
往路    2時間10分
復路    2時間21分 (仏生池小屋休憩を除く)
移動距離  8.8km
総上昇量  566m

 私にしては珍しい縦走。姥ヶ岳からは3人パーティで歩いた。牛首からは一部、まだ夏道は雪で隠れていた。チングルマやハクサンイチゲはほぼ終わっていた。たぶんクロユリも。弥陀ヶ原近くの道は水たまりができていた。展望なく、花の最盛期も過ぎた感があったが、かなりの登山者に会った。3時近くに弥陀ヶ原から登って来られた方は仏生池小屋に泊まると聞いた。小屋での山菜ラーメンが冷えたからだを温めてくれた。
 
 企画の段階では7月14日が雨天の場合の予備日として、翌15日を予定していたが、15日ならば参加できるメンバーもいらしたことから、連日の登山を計画し、私は両日に参加させて頂こうと思っていた。しかし、15日は天気予報では降水確率は80%で、早朝から雨となり中止となった。バスの手配をしていただけに、残念であった。バス旅行に意趣替えするという機転が働かなかったことに後悔している。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
トキソウいいですよね♪
中高年を連れ歩いていると、時々脚を攣らせるメンバーが出てきます。
そんなときは水分と糖分を取らせて、患部が伸びる方向にストレッチしたり温めたりします。
太ももの場合、バンダナや多目的ベルト(荷締めバンド)で絞めると歩けることが多いです。
休憩後の歩き出しとかが攣りやすいので気を付けていますよ。
まこ☆にい
2013/08/08 10:11
まこ☆にいさん、こんばんは。
いつも単独なので、複数で歩くととても疲れました。
でも、秋にも企画する予定です。
ベルトも持っていきます。
実は昨日の北股岳で写真を撮ろうとしゃがんだ時に僕も攣りました。
HITOIKI
2013/08/09 00:09

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