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zoom RSS 7月の蔵王(平成25年7月21日)−地蔵岳の巻道−

<<   作成日時 : 2013/08/27 22:11   >>

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 ロープウエイ乗り場には15分前に着いた。片道切符にするか迷ったが、最終が4時45分と聞いて行動時間は3時間くらい取れそうなので、往復にした。途中の山麓駅まではガイドさんが同乗。小さめのに乗り換えると窓から熊野岳が見えた。結局これが見おさめだった。山頂駅を下りて地蔵岳を目指す。振り返ると山頂駅はもう小さく見える。10分足らずで山頂だが、温泉街がガスの隙間からかすかに覗えた。
 ワサ小屋跡まで整備された石段が続く。伸びやかな展望は高原を感じさせて、私の好きな道だ。今は歩く人もなく、曇った空の下では解放感も湧かなかった。姥神は数年前に首を貰って、襟元に横に一筋見える。口が裂けていて、帰りに帽子の影から見た山ガールの口元にのりうつっている。避難小屋までの坂を登る頃にやっと、人の背中に会えた。
 コマクサはまだ咲いているかと急ぎ足で石段を登ると背中は後ろに下がって行く。頂稜に近づくとオノエランが咲いている。飯豊の御秘所以来だ。あの時はまだ名前も知らずブログを通じて教えて頂いた。こんな思い出の花に再会できてしばらく足を停めた。見入っているとオノエランね、と軽く先ほどの背中の主から言われた。そのまま登って行ったので、また一人占め出来た。
 避難小屋の前を通っていよいよコマクサを間近に見る。もっと早くに会いに来たかった。雁戸が望める北蔵王縦走路起点でお弁当にした。雲が厚くその分雲間の空の青さが眩しかった。観光シーズンの日曜日なのに静かな昼下がり。リフト最終までピクニックを続けよう。
 お釜は昨日までの雨を湛えて一段とそのエメラルド色が冴え、岩壁は白雲に縁取らている。磐梯山のような荒々しさはなく、やはり母のようなふくよかさを感じたのは雲のためだろうか。馬の背を少し歩くと楕円形の火口はいつもの表情に戻った。
 ガレた斜面を登り熊野岳山頂を裏から伺う。山頂には今は誰もいない。初めて来た時は中丸山を下った。登山を初めてまだ1カ月もたたない時だった。その中丸山への標柱はガスの中にひっそりと立っていた。こんな日に下ったら今でも迷いそうだ。

<地蔵岳の巻道>
 靄に覆われた頂稜をロープを頼りに進む。急に湧いたような一組のパーティに出会う。1時間前に登った道も懐かしく思える程、靄に隠された分岐を左折しオノエランに別れを告げた。ワサ小屋で若いパーティに会うがこれから山頂ではロープウエイの最終に間に合うのだろうか。
 地蔵岳の巻道を歩くとコバイケイソウが斜面を覆っていた。木道から右手に下る草原にもコバイケイソウは咲き誇り、その上をガスが流れて向こうのアオモリトドマツの林はすりガラスを通して見るようにぼやけている。見とれていると仲の良さそうな熟年夫婦にお会いした。奥さまの写真をコバイケイソウをバックに何枚を撮っているようだった。最終前のロープウエイに乗り込んだが、二人は地蔵尊でまた記念写真を撮っているのだろう。一人の私はロープウエイでつかの間の夏の午後を孤独に終える(完)。
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蔵王ロープウェイ山頂駅(13:38)−地蔵岳(13:45−13:48)−北蔵王縦走路(コマクサロード)(14:19−14:53)−お釜(14:56−14:59)−熊野岳(15:11)−蔵王ロープウェイ山頂駅(16:10)

熊野岳 1841m
往路    1時間33分
復路    59分 
移動距離  6.1km
総上昇量  406m

コマクサロードは熊野岳避難小屋から東へ少し歩いて、北蔵王縦走路分岐を下る。夏道脇にコマクサが咲いている。まったく危険個所はないがお釜に近づきすぎると滑落するかも。

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コメント(6件)

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シロバナトウチソウは月山の仏生池で見たのを思い出しました。
ちょくちょく見る花じゃないと花の名前が出てこなくて困ります。歳ですかね・・・。
実はブログ内検索しました(笑)。この機能便利ですね♪
まこ☆にい
2013/08/28 09:16
まこ☆にいさん、こんばんは。
私のブログのブログ内検索でシロバナトウチソウを検索すると、似て非なるようなものが出てきます。どうなっているのか我ながらわかりません。そうなるとブログで花の名前を紹介する資格が問われているようです。
HITOIKI
2013/08/28 20:59
HITOIKIさん

こんばんは。うるしです。
私も日曜日に蔵王に行きました。

蔵王ロープウェイ樹氷高原駅〜ユートピアゲレンデ〜樹氷原コース〜ザンゲ坂〜蔵王地蔵尊〜三宝荒神山〜地蔵山〜ワサ小屋跡〜熊野岳〜馬の背〜刈田岳〜馬の背〜熊野十字路〜ワサ小屋跡〜いろは沼〜観松平〜ユートピアゲレンデ〜樹氷高原駅 というルートを歩きました。

一部登山道でなくスキーコースを歩いたのは、子供が小学生のときの行事で一緒に登ったルートをまたトレースしてみたくなったためです。
あのときは先頭集団に入れられ、人生最大級とも言えるバテを経験しましたが(笑)。単独行は気楽でいいですね。

終始霧の中、強風に吹かれて景色の全く楽しめない山行でしたが、三宝荒神山で一瞬霧が消えて雁戸山に続く縦走路が見えました。
今度はあの縦走路を名号峰〜雁戸〜笹谷峠、と通しで歩きたいです。

うるし
うるし
2013/09/06 18:27
うるしさん、こんばんは。
山は時間さえあれば、下から登るようにしています。
仕事で時間がない時は別ですが。
熊野岳は蔵王ダムからと蔵王温泉から登ったこともあります。

縦走は楽しいですが車だと戻るしかないです。
笹谷峠から糸岳をピストンしたことはありますが、笹谷から熊野までのピストンは未経験です。一緒に行きますか?
キー交換という安直な方法もありますね。
HITOIKI
2013/09/06 22:37
HITOIKIさん

うるしです。こんばんは。
山は下から登る、確かに理想ですね。私にはなかなかできませんが(笑)。でも蔵王温泉から登るのはできそうですし、いいですね。

北蔵王の縦走ですが、笹谷〜熊野のピストンは私の体力では不可能です(汗)。
この場合は車を使わず、バスで蔵王温泉まで行って、ロープウェイで地蔵山頂駅へ。そこから熊野岳、名号峰、雁戸山、笹谷峠まで縦走(と言っても下りがメイン)して、関沢に下りてバスで帰宅、が可能かなと考えています。

HITOIKIさんには遭難しそうになった恐怖の炭沢山の再アタックをご一緒にお願いできれば、と思います。冬前にでも。

うるし
うるし
2013/09/07 23:52
うるしさん、こんにちは。
時間さえあれば、リフトやロープウェイは使わずに歩きたいとは思っています。
北蔵王縦走は八方平小屋から名号峰までが鬼門です。灌木とえぐられた道、倒木、展望なし、という具合です。紅葉の頃に早出すれば行けるかな。僕も体力ないです。
バス利用は経験なしです。タクシー代わりに誰かいないかな?
炭沢山には熊もいそうですね。二人のほうが心強いです。よろしくです。
HITOIKI
2013/09/08 15:35

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