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zoom RSS コーマック・マッカーシー「ブラッド・メリディアン」(判事と精神薄弱者)

<<   作成日時 : 2013/09/05 22:20   >>

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 以前に角幡唯介とコーマック・マッカーシーについて書いたことがあるが、そのマッカーシーの代表作の一つ「ブラッド・メリディアン」を読んだ。ネット上でその感想を斜め読みしたり、翻訳者の解説を読んだりした。判事を文学史上最悪の悪者としているが、そこには作者のメッセージが伺われた。
 あらすじは他のブログ(晴耕雨読など)に詳しい。以前にも書いたがマッカーシーの子供に対する深い愛情をこの小説からも感じた。また子供以上に弱者である精神薄弱者と悪の権化である判事との旅に興味をもった。判事は言う「人間は遊戯をするために生まれてきたのだ。」と。そしてその遊戯に何かを賭けてゆく。一人になるまですべてを賭け、最後に残ったものがダンスを踊る。そんな勝負のために判事という職業が顔をだす。自分は世界のすべてのものの支配者になろうとする。でも抵抗できない精神薄弱者の命は救う。精神など生き延びるには無用だとのメッセージのようにも思えるが、精神を持った人間には戦いが避けられないとの現実を生き抜くしかないのだろう。
 また、この小説はメキシコからアメリカ西部の荒野や砂漠、雪山などの情景が克明に描写させている。命を賭けた山岳小説としての楽しみ方もある、おすすめの一冊だ。
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