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zoom RSS 以東岳から大朝日岳を望む(平成25年9月27日)−ほんの10分のトレラン−

<<   作成日時 : 2013/10/30 20:37   >>

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 泡滝ダムの駐車スペースに車を停めようとバックしているとアベックの二人が登山口に向かっていた。車中から頭を下げた。彼等から10分くらい遅れて出発したが後ろ姿はずっと見えなかった。以東岳の山頂から続く草紅葉を見入っていると歓声が聞こえた。頂上に二人のシルエットが見えた。やっとガスが消えて大鳥池が眼下に見えたのかもしれない。下山時に大鳥小屋の管理人さんから午前中は展望がよくなかったと聞いた。
 何とか主稜線が見えないかと以東小屋手前の草原を南に進んだ。ガスがなかった。振り返ると草紅葉の向こうに大鳥池も見えた。
 以東岳頂上の標柱の脇に立って遥か南方を見た。三角形の大朝日岳の山容がはっきりとわかった。狐穴小屋までの尾根は秋の日差しに照らされ東側が銀色に輝いて見えた。なだらかな稜線の向こうには6月に歩いた三方境も見える。過去2回の霧の阻まれた遠望がついに眼下に広がり私は立ちつくした。
 三角点は標柱からすこし離れていてそこに二人は休んでいるかと思ったがもう下ったようだ。山頂での談笑ができなくて残念だった。山頂には20分もいなかった。手がかじかんだ。日差しは強くなり錦は一段と輝きを増し、残った緑の上に刺繍にような色どりを添えていた。その向こうには真っ青な大鳥池が見える。雲の切れ間が山肌を一段を明るくして、舞台のようだ。その照明も秋風を受けてしだいに頂きのほうに移って行く。そんな風景を一人で楽しみ大鳥池に下った。
 テント場を過ぎると軽いリュックの美人が三脚付きのカメラを抱えて通り過ぎた。展望に満足した私は大鳥小屋前のベンチに座って大鳥池を眺めた。するとすぐに小屋の窓の開く音が聞こえて振り向いた。管理人さんが声をかけてくれた。時間を遅らせて山頂に立ったのが正解だったと報告した。以東岳から狐穴までのルートを歩いてみたいが日帰りで可能かと伺ったが、管理人さんも泡滝から狐穴まで日帰りピストンの経験は間接的にもないようだった。6月の雪解け頃は日も長いので大鳥小屋までの残雪に気をつけて挑戦してみることにした。飯豊でもそうだったが山のプロの方からアドバイスをもらえるのが何より嬉しい。
<ほんの10分のトレラン>
 この前に書き忘れたが大鳥小屋から雪解け頃に以東岳を目指す場合に東沢出合の増水にも気をつけるように言われた。テント場で見かけた美女が小屋に戻ってきたので私は泡滝ダム目指して歩き出す。湧き水が溢れる下りは乾きを癒してくれるが歩きにくかった。七ツ滝沢手前の分岐で苔むした石の写真をとろうと振り向いたらさっきの美女がすぐ後ろにいてびっくりした。彼女は石から沢沿いの小道にレンズを向けていた。プロは目のつけ具合が違うものだと感心した。吊り橋を渡ると後ろに彼女が渡っていた。揺れも感じかなったのに姿だけ見えて忍びのようでまた感心した。そんなくの一もいつのまにか見えなくなった。今日はなんとか10時間で戻りたかったので午後4時を過ぎたところで走り出した。ほんの10分のトレランだったがなんとか目標の時間内に泡滝ダムに戻ることができた(完)。
画像


泡滝ダム(6:18)−大鳥小屋(8:35)−以東岳山頂(10:56−11:12)ー大鳥小屋 (13:46−14:00)ー泡滝ダム(16:15)

以東岳   1771m 
往路    4時間38分 
復路    5時間03分
移動距離 24.7km
総上昇量 1411m

 泡滝ダムから大鳥池まで曇天の下を歩くが北西の方には僅かに青空がのぞいた。天候の回復を期待して何時もよりゆっくりと山頂を目指す。3度目の以東岳山頂、ついにガスが流れ大朝日岳までの主稜線を眼下にした。
 泡滝から大鳥小屋までには2つの橋がある。その2つ目の七ツ滝沢橋を渡って七曲がりに登る分岐に以前は赤布があったがなくなっていた。分岐には腰かけるのにちょうどいいような苔むした石が2つあった。直登コースの上部は登山道の崩落が激しく、そこは通行禁止になって枝で塞がれていた。雪が入り込んでさらにえぐられるのを防ぐためだろうか。一見すると落とし穴のように見えた。

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