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zoom RSS 12月の笹谷峠(平成26年12月6日)

<<   作成日時 : 2014/12/06 21:58   >>

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 関沢インター脇の駐車地点には地元の人らしい車が1台だけ停まっていた。今シーズン初めての冬装備で歩き出す。トレースを跨ぐように獣の足跡があった。カモシカではない。車道が大きく左に曲がる橋の手前で林道分岐があるが、新しいトレースはその先に続いていた。それ釣られていわゆる送電線ルートを進む。トレースはつぼ足のようでストックの跡もない。かなりの猛者のようだ。このままどこまでもトレースの跡を辿れば雁戸の前山くらいも夢ではないかも、と甘いことを考えていた。沢を渡り次第に傾斜はきつくなり、トレースの底は50センチは越えている。そこへ猛者が現れた。ギブアップしたと。見るとやはりつぼ足でストックもなかった。クマの足跡ですねと言われた。その猛者の足跡は鉄塔の下で終わっていた。ここからは新雪が広がる。さてルートはどこか。まったく目印はない。鉄塔の左の奥は稜線に続くがかなり急なトラバースで歩きたくなかった。
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 鉄塔の右奥をトラバースするか、鉄塔を越えて稜線まで直登か迷ったが、微かな記憶をたよりに右奥に進む。トレースのない雪原を歩くのは楽しいものだ。笹谷峠は近くでは人気のコースだが今日の天気予報でみんなはどこかに隠れてしまったらしい。もはや記憶も彼方に消えてしまい、こうなったら地図とコンパスとGPSが頼りだ。沢には近づかないように稜線を目指す。雪は深く時折腰までとなり、足だけでは進めなくなった。林のある稜線まで登りさらに登って東南に曲がると決めて林を進むが雪は腰を越えてしまった。このまま進めば怪我をしてしまうかもしれない。やむなく引き返した。
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 引き返して西から東にのびる尾根を目指すことにした。時間はまだたっぷりある。幸運なことにピンクテープが先に見えた。今の時期は雪の下に隠れた夏道を探さなければ、思わぬ深みに嵌ってしまう。特に木の周囲は要注意だ。それでなくても糠に釘のように靴底の下は底なしのようで何度も踏み固めては歩かなければならない。すこし急な傾斜の方が手が使えて登り易いが、1本のストックではかなり消耗してしまう。それでも目印を見失わない限り峠までは楽しく登れた。
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 避難小屋で昼食にした。誰も居なかった。ここまで来れて良かった。もう満足で先に進む気はなかった。午後からは雪の予報だ。帰路は笹谷古道を下った。ここは迷うこともなく林道まで着いた。古道を過ぎてから一度、沢に出てしまった。何度も通った道なのにこんな所で迷うこともある。クマの足跡は増えているように感じたが気のせいかもしれない。駐車地点に戻ると雪が降って来た。新たに車が1台あった。これから登るそうだ。私のトレースが吹雪で消えないことを祈りつつ帰った。


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コメント(6件)

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昨日、下山されてきた時に駐車場で会った者です。古道を通って、山工小屋まで行き、引き返してきました。足跡ありがたかったです。お疲れ様でした。
たけ
2014/12/07 14:07
たけさん、こんばんは。
お別れしてから、雪が強くなってきましたがそれでも登られたんですね。無事、小屋まで行けてなりよりです。山形にはまだ登っていない山が沢山あります。雪を利用してそれらの山に登ってみたいと思っています。これからもよろしくお願い申し上げます。
HITOIKI
2014/12/07 20:05
私も、この駐車場から真っ直ぐカケスヶ峰へ行く冬のコース試に歩いてみようと思っていたんです。
 大変参考になりました。

 夏道を基本に歩こうと思っていたんですが・・・
 
 でも、凄いですよね〜
 こんな冒険心が私にも少しでもあればいいんですがね・・。
トシヒコ
2014/12/08 16:04
トシヒコさん、こんばんは。
そうですね、僕も夏道を歩きたいです。ですから、雪山は危険だけれど面白いですね。冒険心はワクワクさせてくれます。それは山に限ったことではないと最近、わかりました。人との出会いを大事にしたいと心がけています。ぜひ、またみんなで飲んだり、登ったりしたいですね。よろしくお願い申し上げます。
HITOIKI
2014/12/08 19:01
根雪を見なくなって既に10年 遠くに雪をかぶった男体山や那須の釈迦ヶ岳が好天の日にはごくたまに見えることもあります 氷河期になればこっちも雪景色には困らないのになぁと思う冬の日
jinen
2014/12/09 17:18
jinenさん、こんばんは。
僕の生まれは金沢でやはり雪が多かったです。38豪雪のことは今でも記憶に残っています。あの頃は道を除雪するのもすべて手作業でした。それで2階から裏庭に出て、屋根の雪を下の崖にトタン板で滑らせました。その時、兄が滑って怪我をしてしまった。今から51年前の冬の日。
HITOIKI
2014/12/09 19:46

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