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zoom RSS 大鳥池テント泊とヒメサユリの以東岳(平成28年7月1−2日)

<<   作成日時 : 2016/07/02 23:59   >>

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 以東岳に登る時は午前2時には起きていた。睡眠期間は数時間。還暦間近にとっては血圧が気になる。これからは無理せず山を楽しみたい。いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じ朝食を取って、トイレも済まして(ここが大事)、登山口に向かう。10時前に泡滝ダムに着いた。厳冬期に西蔵王でテント休憩した時のザックの中身に2日分の食料を追加して、着替えに、虫対策のスプレーにネットに蚊取り線香2種、ビール、ウイスキーに日本酒と肩に染みる。ただ、以東岳は水は豊富なのでお茶を1Lだけ詰めた。13kgくらいか。
 1日目は大鳥キャンプ場まで登ればいいだけだから、2時間17分で歩いた過去のコースタイムなんか気にすることもなく、のんびりと渓流やブナの森を楽しもうと歩き出すのだが、心の中では、ガイドブックの所要時間である3時間は気になった。冷水沢吊橋を渡ったところで林檎を半分齧った。ブナの森を沢の音が心地よい。
 
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 七ツ滝沢吊橋を渡ると湧き水が九十九折の道を洗う。苔むした石の間から湧き出る清水は何箇所もあって、本当に水の心配は要らない。九十九折の途中で下山の団体さんとあった。挨拶を交わすと気のせいか知った顔のように見えた。僕も元気に笑顔を返そうとしたが、ザックの重みが限界のようで、どんな顔をしていたことやら。やはり、1時間に1回はザックを下ろして休むべきだった。
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  3時間20分くらいで大鳥小屋に着いた。早速、ザックを下ろして、キャンプの手続きをしよう。すると子犬が吠えて来た。母娘と愛犬が今夜のキャンプの同僚となった。僕の方は一段下がったところにあるテン場を一夜の寝ぐらとする。手頃な石があったので決めた。それからその効用は横になった時にわかったのだが、数センチに伸びた苔が絨毯となって、まるで敷き布団のようだった。それに水はけも最高だった。設営を完了させて蚊取り線香を点けて、昼飲みタイム。ウイスキーはお茶割りが氷なしでも、僕の口に合うが、今日はストレートが美味い。
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  ウイスキーを舐めるながら読書をしたが、酔いがまわるのが早く、明日のためにもここらで酒は切り上げる。結局、ウイスキー100mlに日本酒400mlは手付かずだった。締めて500g、ザックを無駄に重くした。まだまだ、明るいので大鳥池湖畔を散歩した。釣り人が夕暮れも糸を垂れている。水面にそそり立つ岩の上に座って時が過ぎるに任せた。何も考えない。いや、酔いが回って、ぼーっとしているだけだ。足を滑らせまいとへっぴり腰で戻る。
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  湖畔の夕暮れを楽しもうと早めの夕食とする。主食はパスタ。米は持って来なかった。味付けはカレー。酒が入ったからか、まだ、空腹を感じだ。ラーメンに卵スープを絡めた。それで満腹となった。お待ちかねの夕暮れは、カメラを使いこかせず、ぶれぶれに終わる。僕の足元もぶれぶれ。もう寝よう。テントの中は暑く、何も掛けなくてもいいくらいだったが、夜が深まるにつれ、あるものは全部纏った。夜空を見ながら孤独に耐えた。目が覚めたら4時だった。
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 朝めしもパスタ。バジル風味だが、お椀にいっぱいで朝から満腹。珈琲を飲んだが、二日酔いはない。テントの中に守り石を入れて、入り口に表札らしきものをかけて、6時少し前に出発。ザックは軽い。オツボ峰を目指そう。当初の計画は東沢出合の渡渉とテントでの睡眠不足を予想してオツボ峰までピストン。折り返しは10時30分が限度。荷が軽いのが嬉しい。ゆっくり登るとヒメサユリが両脇を飾る。
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  三角山の水場に立ち寄る。雪渓を歩くが水の音も輝きも見つけられない。谷を挟んで向こうに月山を望む。水は探せずに戻るが帰り道まで探せなくなった。適当に登ると藪で折り返したところでシラネアオイが二輪咲いていた。雪渓を戻って適当に藪を漕ぐと滑って左手を切った。ストックを握ると手の平が血で染まっていた。
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 3人のパーティとスライドした。まだ8時だったが、狐穴から来たのだろうか。聞きそびれた。それから単独者ともスライドした。明るい感じの方で、ずっとレンズを回していた。オツボ峰はどこだったのかわからない。雪形を見ていると大朝日岳まで遠望できた。そこもヒメサユリが両脇を彩るが白色が一輪咲いていた。それから、リンドウ。その色はどこかイイデリンドウのように見えた。
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 朝日連峰の主稜線がだんだん近ずいて、大鳥池の熊の毛皮の形も望まれて、それなら以東岳山頂まで軽いザックで行ってしまおうと思ったが、急に天気は下り坂。カッパを着るとそこへ、健脚そうな男性とお会いして東沢出合の様子を伺ったが、問題ないということだった。それではと周回することに予定変更。以東岳は視界はない。すこし待とうという気はなかった。雨から雷に変わる前に稜線から下りたい。
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 以東小屋の跡を後にして、直登コースを下る。ここは登りに使いたいルートだが、大鳥池が霧の中から見え出した。さらに高度を下げるとむせ返るような暑さで雨も上がっていた。潅木をつかんで確保して下った。すこし整備されているが、雨上がりには歩きたくない。カッパの上を脱いでいると、木漏れ日が差してきた。東沢出合でワンチャンにまた吠えられた。とてもかわいい。
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 ちょうど6時間で仮の栖についた。まず、テントを畳んで、ゆっくり昼食にした。パンだったがビーフシチューをつけて食べた。これが一番うまかった。管理人さんに挨拶して下山。途中でワンチャンに追いかけられたが、ホントに元気だ。泡滝ダム手前で雨が降り出して、車に着くと本降りとなった。ワンチャン達の無事を祈って自宅まで車を走らせた。
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https://www.flickr.com/photos/hitoiki/albums/72157669483529640

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大鳥池の一夜
 自然の中や山の中で一夜を過ごすこと、それは、それだけでロマンを感じさせるから、どうしても憧れてしまう。この度、大鳥池のキャンプ場でテント泊を経験してみた。テント泊は人生3回目だった。1回目は学生時代に佐渡で。暑かった。それから、今年の西蔵王。車の音が余計だったが、早朝の野鳥の囀りは良かった。それから、今回の大鳥池。危惧していた不眠は、なんとかなった。でも、自然に抱かれて、またのない感動があったかといえば、嘘になる。一つには明日の山行を気にして大人しくしていたことが原因を思う。テントの脇で... ...続きを見る
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2016/07/06 21:56

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これって初のテンと泊なんですか?
伊東岳までの山行が手に取るように伝わって来て面白いですね〜
ただ、せっかく伊東まで行ったのに曇っていて残念でしたね・・・

可愛いワンちゃんはクマよけ何でしょうか・・・

テンと泊憧れるな〜
トシヒコ
2016/08/05 07:48
トシヒコさん、こんばんは。
テント泊は5月に西蔵王で一泊しました。西蔵王は人気はないですが、沼があって、全国的にも穴場のようです。今年はクマが出たりと大変ですが。
ワンちゃん連れた登山、たまに見ますが、僕もそのうちやってみようかと思ってます。
HITOIKI
2016/08/05 19:49

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