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zoom RSS 肘折から月山ピストン(平成28年9月29日ー10月1日)

<<   作成日時 : 2016/10/02 21:54   >>

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 9月29日は8時30分に登山口を出発。雨降りで雨具を着ると汗が吹き出てきた。体の外と中から服を濡らすと、それだけ重くなる。それに、ザックカバーをしてもザックに雨が染みて、中身までは濡れないが荷が重くなった。小岳まで2回休んでパンを食べた。小岳では草紅葉が雨に濡れていて、それが僕のお気に入り。ソイジョイとソーセージを食べて、ザックの下がまくれないように紐でしばった。これはよかった。歩き出すと雨が上がってきた。
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  念仏ヶ原避難小屋には2時過ぎに着いた。日も照ってきて、濡れた服を玄関先に干して、夕食の準備を始めた。仕込みが終わって、散歩に出た。木道の遥か向こうに、たおやかな月山と雲間からの太陽が僕の眼前に現れだした。小屋に戻って親子丼を食べていると、湯殿山口から登って来られた5人パーティが到着された。登山道整備を雨の中されたそうで、危険箇所を教わった。その晩は焼肉をご馳走になり、炭火で雨で冷えかかった体も温まった。感謝、感謝。
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 9月30日は3時30分に起床。残りのご飯に卵スープをかけて雑炊にした。5時に出発。朝露に濡れた木道は滑りやすく、昨日の転倒で痛めた両手の親指をかばいながら、腰がひけた。池塘からは霧が生まれ、朝日を浴びた月山は染まって見えた。
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新しい清川橋を過ぎると約1000mの登りとなる。ここまで1時間くらい。木道での牛歩がいたい。9時30分には山頂に着くだろうと思ったが、そんなことはいまはもうどうでもいい。橋を渡ると右手に登り口があって、そこから少し草をかき分けながら登る。以東岳の直登コースよりは荒れてはいないし、瀧山の前滝コース程もきつくなく、朝日を背に浴びて黙々を登る。途中でフリースを脱いだ。P1221を過ぎるとまた木道になったが、朝露はもうなかった。さらに進むと草紅葉が開けた。振り返ると念仏ヶ原が遥か下に見えた。
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 ここからは歩くペースが落ちた。最初は疲れよりはその景色を振り返るためだった。昨日のパーティの滑った足跡を助けに、申し訳ないくらいの好天に立ち止まりながら千本桜を目指す。高度を上げると雲海の上に奥羽山脈のシルエットが伸びる。
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千本桜の直下は急斜面でよくも雨の中ここを下ってきたものだと5人組を崇めた。ダケガンバの林を過ぎて急に視界が広がると山頂神社がはっきりと取らえられた。あたり一帯は秋色に染まっていて、今までの苦労が報われた。やはり千本桜は登ってなんぼのところだ。
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沢音が聞こえ出すと水場だった。ここで一服すべきだったが、なんとか9時30分に着きたいと思っていた。しかし、緩やかな坂だが足は進まず、山頂神社が迫って来ると岩場になって足が止まった。その大岩の上に腰掛けてパンにバターをつけて一息した。雁戸山を目印にその稜線をなぞると、その向こうにも幾重にも山並みが見えて北の方には鋭鋒も見えた。さてどこまで見えるものか。想像もできない。
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 岩場が過ぎて東側も展望も開けた。雲海に頭を出す山が見えると思ったが、それは日本海に浮かぶ粟島だった。それがわかったのは三角点に立って鳥海山の眺め、その裾野の向こうの日本海に浮かぶ飛島から左に目をやるとそれより大きな島が見えて、その向こうには地平が薄っすらと見えた。佐渡島だろう。
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もう十分である。11時に下山を開始。水場で喉を潤し、清川で頭を洗い、念仏ヶ原の木道で寝そべった。雲の隙間が手をつないだ小人に見えた。「また来たよ」と誰に言うことなしに声をかけた。まさに天井の楽園である。起き上がろうとしたが、からだが嫌がっていた。いや、心もこのままでいたいようだった。
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10月1日はゆっくりと下山。色づきだしたゲートを潜ると、転倒した木道をいつの間にか越えていた。足取りは軽い。まだまだブナの葉は青い。きのこもたくさんあったがそのままに。下山後はカルデラ温泉で伸びた髭を剃った。大蔵村の棚田は刈り取りの真っ最中だった。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。気の遠くなりそうな長大なルートですね(笑)。
私は歩けそうにありません。山頂から庄内平野と日本海がそんなに見えるのは驚きです。
うるし
2016/10/03 21:25
うるしさん、こんばんは。
往復で約33km。1日平均11kmくらいですから。大朝日より短いです。
北に見えたのは岩手山かもしれません。かも。
HITOIKI
2016/10/03 21:53
佐渡島辺りまで見えたんですか〜
私は月山には何度も登っていますが、日本海が見えたのがラッキーなくらいで淡島まで見た記憶が有りません。
 そんなに遠くまで見えるんですね〜

また、登山道の貴重な情報ありがとうございました。

木道に寝そべる・・

こんなこと今までやったことありませんが気持ちよさそうですね〜!
トシヒコ
2016/10/06 06:34
トシヒコさん、こんばんは。
もっと山頂でゆっくりしたかったのですが、帰りが気になりました。
念仏ヶ原の秋は最高です。でも、初夏にも行ってみたいです。
HITOIKI
2016/10/06 18:11

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