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zoom RSS 深沢不動から破線ルート見つからず(平成28年12月10日)

<<   作成日時 : 2016/12/10 18:38   >>

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 山形市内にも冬がやってきた。市街地にまだ積雪はないが、今朝の通勤の車窓から見える里山はうっすらと雪化粧していた。炭沢山の北西のエスケープルートの下見を兼ねて深沢不動まで歩いた。炭沢山は山形市街の東に位置する丘陵地帯の最高峰P699.9であるが、地形図にはその名もない、里山にすぎない。地図では山形市の山家の東の方にある深沢不動の東南東のピークである。以前には馬見ヶ崎のプール傍の登山口から愛宕山(P380.2)経由、鈴川公園東側のP345.4経由、3回目はうるしさんと中の沢林道登山口から、その頂きに立った。そのほかにも四方に伸びる支尾根を地図と方位磁石で散策した。以前から気になっていたのが地形図にある深沢不動西側の破線ルートだ。何度かその破線ルートを横切ったことはあるが、南北に走るこの道はその昔は深沢不動までの信仰の道だったように思えて、また、炭沢山のエスケープルートになるのではとも思えて、辿ってみたくなった。深沢不動まではコンクリートで舗装された林道がある。
 林道の入り口は山家トンネル出口の北から東に入ると地図にはあるが、高速道の下を潜るトンネルを抜けて右折したすぐに道があり、そこに駐車して歩きだすがその道は泥の道となり、畑の向こうは行き止まりだった。折り返して、高速傍の道を南下する。そこで、ストックのリングを落としたことに気づく。雪は強くなり、林道も見つからず、落ち込んだ。未踏のルートを探すのはそうそう、楽ではない。でも、車が傍をビュンビュン走るところで、とぼとぼを歩く、そして、迷う姿は、落ちぶれた中年男、そのままで、やるせないやら、情けないやらで、もう帰りたくなった。でも、ここで止まれば、もう山は自己から逃げてしまうような恐怖を感じた。どうかしている。高速を渡る高架橋まで来て、地図を出して、畑で行き止まりだった道を確認すると、現在地点が確かめられて、そうすると自己も居場所を見つけたようで、林道を探す気になった。資材置き場だと見過ごした道の向こうにその林道はあった。降り出した雪はもう道端の林の色を消そうとしていた。
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 舗装された坂はすこし高度を上げただけだが、氷ついて滑りやすい。塔を過ぎるとその傾斜は増して、明日には車は入れないかもしれない。暖まったからだも顔から耳元が冷たい。帽子を被って急がずに足を運ぶ。道が広くなると林道も終点で、深沢不動の石段に着いた。白く染まる不動はこちらを見張っているようだ。
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石段をすこし登るが落石注意で立ち入り禁止だった。折り返して、いよいよ破線ルートを目指す。舗装された林道を下るがそれらしい脇道はなかった。しかたなくGPSを見た。それでは、舗装された林道終点から分岐するようだ。不動の石段が左側にある沢の右に急な取り付きと踏み跡が見え出した。そこを這い上がるように登るとピンクテープがあった。それから小さな祠が二つ並んでいて、その先にピンクテープがまた見えた。踏み跡もあって、そのまま、右側の尾根をトラバースして進むと谷に出た。もう踏み跡もピンクテープもない。GPSの軌跡は破線から東側にそれていた。古道はピンクテープが示す踏み跡なのか、それともGPSの破線ルートなのか、どちらかが間違いだろう。まず、引き返して、GPSの破線ルートまで戻った。その破線ルートは谷をまっすぐに南下していて、今歩いたようなトラバースはない。それに地図では林道からの入り口も傾斜は緩やかだ。どうも取り付きから間違えて、ピンクテープに騙されたように思える。そうすればとGPSにある破線ルートはどこかと南に続く沢を見上げるが、そこは雪が積もり始めた藪が見えるだけだった。破線ルートが信仰のための古道なら、尾根を下る急な坂道よりは、なだらかな沢沿いに切れているだろう。藪に隠されていても、雪さえなければ辿れるかもしれない。そんなわけで破線ルートは来春の宿題となった。折り返して、林道を下ると先ほどの塔で立ち止まった。その塔が古道の入り口ではなかったか。左に折れると踏み跡もある。少し行くと段差を登る確かな踏み跡もあった。破線ルートは途中から古道をショートカットして林道に続いているのかも。未踏ルートに冒険心が湧き上がり、車の音で落ち込んだこともどこかに飛んでいった。
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 駐車地点まで戻り、ストックのリングを探したがなかった。ザックを車に詰めて帰ろう。いつもは靴を履き替えるのに、今日はそのまま運転席に。心のどこかに飽きたらないものがあったのだろう。里山を下りて、東屋の傍で風をしのいで、いつものネイチャーストーブ。火力が弱くてパンケーキは甘いたこ焼きのような出来栄えだったが、それから豆を煮たり、お汁粉を温めたりと、それで、なんとか昔の信仰の旅の気分になった。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。山登りを初めて間もない夏の日に、道に迷ってかつ飲み物ゼロで恐怖のどん底にはまった炭沢山から深沢不動へのルート(笑)。来シーズンは私も探検してみたいと思います。
うるし
2016/12/11 20:04
うるしさん、こんばんは。
どん底を振り返るとは、大した勇気です。ミイラ取りがミイラにならないように気をつけてくださいね。
HITOIKI
2016/12/11 20:13

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