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zoom RSS 熊野岳の白い世界(平成26年12月27日)

<<   作成日時 : 2014/12/27 21:57   >>

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 稜線に立つと寒風が吹き出し目蓋が凍えた。内側まで凍り付いたゴーグルをグローブをはめた指でかき削って付けた。熊野神社の屋根がはっきりと見えてきて、何度もシャッターを切った。ゴーグルを外すと今までの白い世界は一瞬だけ、真っ青な空をスクリーンにして輝いていた。市街から蔵王温泉までの抜けるような空はロープウェイで高度を上げるとみるみる暗くなり、山頂駅では地蔵の顔がぼんやりと霞んでいた。遭難防止のためのロープを潜る人影もなく、熊野岳山頂までの白い世界を独り占めした。雲の下から灰色のお釜の湖面が私を待っていてくれた。避難小屋で暖かいミルクコーヒーを飲んで下山する頃にはポールも霞むくらいの白い世界に戻っていた。
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つぶやき アーカイブ「キルケゴール」
〈罪〉  キルケゴールはヘーゲルを嫌っていたことは有名な話だが、その理由のひとつが、大衆についてだ。人間を大衆として抽象化するヘーゲルに敵意を感じ、キルケゴールは単独者を好んだ。人はひとりひとり全て異なっている。それを水平化して衆とするなんて言語道断だ。そのキルケゴールの単独者を特徴づけるのは罪の意識だと思う。罪は自分の行いなどによって感じる、その人固有のものになりやすい。その罪は他人の責任ではなくて、自己の過ちによるのだから、それを意識することで、単独の自己に向かうことができるのだろう... ...続きを見る
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2017/12/05 21:52
つぶやき アーカイブ「党派性」
〈党派性〉 吉本隆明の講演をPodcastでよく聞いていたが、そのなかで吉本が自分の過去を振り返って、党派性はだめだ、誰もが納得できるような理論はないか、宮沢賢治が言っているように真実かどうかがわかる実験機械はないものか、そんな機械があれば、全ての人が納得できる真実が見つかり党派性なんてなくなる、といったことを述べていたように記憶している。キルケゴールはキリスト教の神の真なることを一生かけて記しているが、東洋人の私たちにとってはキリストは遠い存在だが、その思想に普遍的な真実が見いだせない... ...続きを見る
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2017/12/09 10:26
戸神山から石行寺を経てそば処三百坊(平成30年1月21日) 〈おまけ〉登山歴10年を振り返って
 登山とは言えない山歩きだが、そこはこだわらず、だから、とらわれない日々が送れている。こだわれば隘路に足をすくわれ、あげくの果てには自分からはみ出す。とらわれないから、右往左往するが、その一歩、一歩の互いの関係が新たな自分を創るかも。そんなことを戸神山の背で考えた。山頂では自宅からの途中で買ったビールを片手に市街を見下ろす。また背に戻り、鷹取山との鞍部まで下り、岩波に向かう。堰堤の工事現場の下を渡るとしっかりとした踏み跡があり、そこを登ると石行寺に出た。林道があったがそこは行き止まりで、戻... ...続きを見る
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2018/03/24 12:49

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
イイですねェ〜♪
よだれが止まりません(笑)。

少し前にこのブログでトップページまでは行けるのに何故か記事が開けない状態が続いていました。
何処の問題か分かりませんが、また繋がって良かったデス♪
まこ☆にい
2014/12/28 00:56
まこ☆にいさん、こんにちは。
蔵王はたぶん今日もスキー、スノボーで賑わってるでしょう。きのうは、ガスの中、お釜まで行ってきて、達成感に満たされて、ロープウェイの職員に報告したら、ただ切符見せて下さいの一言で醒めてしまいました(笑い)。来年も見てくださいね。
HITOIKI
2014/12/28 14:28
ガスがかかっていたのが信じられないような素晴らしい青空の写真ですね。去年熊野十字路の避難小屋から熊野岳に行く途中、ガスの雪原で彷徨した恐怖を思い出しました(その後懲りてGPSを購入)。蔵王は火山の活動がちょっと怖いですね(汗)。
うるし
2014/12/29 06:46
うるしさん、こんばんは。
ガスのなかで、頼りになるのは、まずコンパスでした。山頂駅を出ると視界が悪く、どこを歩いたらいいか不安でしたが、コンパスの指す南を頼りに歩きました。
HITOIKI
2014/12/29 22:17

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熊野岳の白い世界(平成26年12月27日) HITOIKI Blog/BIGLOBEウェブリブログ
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